5-1-3-1表は,強盗,窃盗,詐欺,恐喝,横領及び遺失物等横領(被害者が法人その他の団体である場合を含む。以下この節において「財産犯」と総称する。)について,認知件数(被害がない場合を含む。以下この節において同じ。)及び被害額の推移(最近10年間)を見たものである。平成25年の認知件数及び被害総額は,16年と比べて,それぞれ約5割,約6割に減少している。25年の被害総額は,約1,873億円(現金被害は約1,064億円)であり,これを罪名別に見ると,窃盗によるものが財産犯による被害総額全体の51.5%を占め,次いで,詐欺によるものが41.4%,横領によるものが5.9%であった。同年の現金被害額は,詐欺によるものが最も多く,財産犯による現金被害総額の70.0%を占めている。