6-4-1-1図は,刑事施設の女子の被収容者の年末人員及び収容率(年末収容人員の収容定員に対する比率)の推移(平成13年以降)を見たものである。女子の被収容者の年末人員は,19年まで増加し,以降横ばいである。収容率は,16年まで上昇傾向であったところ,前記のとおり女子の収容定員の拡大により,17年以降は低下傾向にある。24年末現在において,女子の収容定員が6,092人(このうち既決の収容定員は4,527人)であるところ,その収容率は86.7%(既決103.4%,未決38.3%)であり,既決については,収容定員を上回る状態が続いている。
また,平成24年における女子の刑事施設(栃木,笠松,和歌山,岩国及び麓の各刑務所並びに札幌及び福島の各刑務支所に限る。)の職員一人当たりの被収容者負担率(第2編第4章第1節2項参照)は3.51であった(矯正統計年報及び法務省矯正局の資料による。)。