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平成24年版 犯罪白書 第4編/第1章/第3節/3

3 矯正

平成23年における外国人の入所受刑者は,1,136人(前年比11.9%減)であった(矯正統計年報による。)。

外国人受刑者のうち,日本人と異なる処遇を必要とする者は,F指標受刑者として,その文化及び生活習慣等に応じた処遇を行っている。F指標入所受刑者人員の推移(最近20年間)は,4-1-3-5図のとおりである。その人員は,平成10年から急増し,16年に1,690人まで増加したが,17年から毎年減少し続け,23年は591人であった。同年におけるF指標入所受刑者を国籍等別に見ると,中国208人,ブラジル59人,ベトナム56人,イラン40人,韓国・朝鮮33人の順であった(CD-ROM資料4-5参照)。罪名別に見ると,覚せい剤取締法違反が180人と最も多く,次いで窃盗の179人であり,そのほか,入管法違反が43人,強盗が41人であった(矯正統計年報による。)。


4-1-3-5図 F指標入所受刑者人員の推移(男女別)
4-1-3-5図 F指標入所受刑者人員の推移(男女別)

平成23年末現在,F指標受刑者の収容人員は,2,428人(男子2,188人,女子240人)であり,前年末比で,12.8%減少している(矯正統計年報による。)。