犯罪少年による道路交通法違反の取締件数(軽車両以外の車両等によるものに限る。ただし,教唆・幇助犯は除く。)は,昭和60年に193万8,980件を記録した後,おおむね減少傾向にあり,平成23年は26万7,056件(前年比7.8%減)であった(警察庁交通局の資料による。)。
3-1-2-3図は,平成23年における少年による道交違反事件について,告知事件(交通反則通告制度に基づき,反則事件として告知された事件)及び送致事件(非反則事件として送致される事件)ごとに,取締件数の違反態様別構成比を見たものである。送致事件では,無免許運転の構成比が29.0%と最も高く,成人(5.6%)と比べても著しく高い(警察庁交通局の資料による。)。
暴走族の構成員数及びグループ数の推移(最近10年間)は,3-1-2-4図のとおりである。構成員数は減少傾向にあり,グループ数も平成15年以降減少している。