2-2-2-1表は,平成23年における検察庁既済事件(一般刑法犯及び道交違反を除く特別法犯に限り,少年事件を含む。)について,罪名別に被疑者の逮捕・勾留人員を見たものである。
全被疑者(法人を除く。)に占める身柄事件(警察等で被疑者が逮捕されて身柄付きで検察官に送致された事件及び検察庁で被疑者が逮捕された事件)の被疑者人員の比率(身柄率)は,31.1%であった。また,勾留請求率(身柄事件の被疑者人員に占める検察官が勾留請求した人員の比率)は,93.1%であった。
勾留請求却下率(検察官が勾留請求した被疑者人員に占める裁判官が勾留請求を却下した人員の比率)の推移(最近20年間)は,2-2-2-2図のとおりであり,平成15年から上昇傾向にある。