前の項目 次の項目       目次 図表目次 年版選択

平成24年版 犯罪白書 第2編/第2章/第1節

第2章 検察
第1節 被疑事件の受理

平成23年における検察庁新規受理人員(少年事件を含む。)の総数は,148万1,665人であり,前年より8万6,634人(5.5%)減少した。刑法犯は,10年から増加していたが,17年から減少に転じ,23年は96万4,527人(前年比4.5%減)であった。特別法犯は,12年から減少傾向が続いており,23年は51万7,138人(同7.4%減)であった(検察統計年報による。)。

平成23年における検察庁新規受理人員の罪種別構成比は,2-2-1-1図のとおりである。刑法犯について見ると,自動車運転過失致死傷等が67万4,892人と多数を占め,一般刑法犯は28万9,635人であった。一般刑法犯では,多い順に,窃盗14万5,647人,傷害2万5,800人,横領(遺失物等横領を含む。)2万5,643人,詐欺1万7,043人であった。特別法犯について見ると,道交違反は42万359人であり,道交違反を除く特別法犯は9万6,779人であった(CD-ROM資料2-1参照)。


2-2-1-1図 検察庁新規受理人員(罪種別)
2-2-1-1図 検察庁新規受理人員(罪種別)

平成23年における一般刑法犯及び道交違反以外の特別法犯の検察庁新規受理人員を受理区分別に見ると,2-2-1-2表のとおりである。一般司法警察員から送致又は送付を受けるもののほか,海上保安官,麻薬取締官等の特別司法警察員から送致又は送付を受けるもの,検察官が自ら認知し,告訴・告発を受けるものがある。


2-2-1-2表 検察庁新規受理人員(受理区分別)
2-2-1-2表 検察庁新規受理人員(受理区分別)