4-6-2-2表は,執行猶予を言い渡された者について,保護観察の有無別の人員及び取消事由別の取消人員等の推移(最近20年間)を見たものである。再犯により禁錮以上の実刑に処せられたことを理由に執行猶予を取り消された者は,3年以降,増加傾向にあったが,19年から減少に転じ,22年は5,563人(執行猶予取消人員の94.0%)であった。なお,22年におけるその人員の同年における執行猶予言渡人員に対する比率は,13.8%であった(執行猶予言渡人員と執行猶予取消人員は,対象を異にし,後者の前者に対する比率は,厳密には執行猶予取消しの比率を意味しないが,そのおおよその傾向を見ることができる。)。