平成22年における検察庁新規受理人員(少年事件を含む。)の総数は,156万8,299人であり,前年より7万1,316人(4.3%)減少した。刑法犯は,10年から増加していたが,17年から減少に転じ,22年は101万118人(前年比2.5%減)であった。特別法犯は,12年から減少傾向が続いており,22年は55万8,181人(同7.6%減)であった(検察統計年報による。)。
平成22年における検察庁新規受理人員の罪種別構成比は,2-2-1-1図のとおりである。刑法犯について見ると,自動車運転過失致死傷等が70万2,598人と多数を占め,一般刑法犯は30万7,520人であった。一般刑法犯では,多い順に,窃盗15万5,818人,横領(遺失物等横領を含む。)2万9,505人,傷害2万6,546人,詐欺1万7,471人であった。特別法犯について見ると,道交違反は45万3,349人であり,道交違反を除く特別法犯は10万4,832人であった(CD-ROM資料2-1参照)。
平成22年における一般刑法犯及び道交違反以外の特別法犯の検察庁新規受理人員を受理区分別に見ると,2-2-1-2表のとおりである。一般司法警察員から送致又は送付を受けるもののほか,海上保安官,麻薬取締官等の特別司法警察員から送致又は送付を受けるもの,検察官が自ら認知し,告訴・告発を受けるものがある。