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 平成21年版 犯罪白書 第3編/第1章/第1節/2 

2 不法残留者

 我が国に在留する外国人のうち,不法残留者の数(平成8年までは5月1日現在の推計値。9年からは1月1日現在の推計値)は,5年に過去最多の29万8,646人を記録した後,減少傾向にある。15年12月の犯罪対策閣僚会議における「平成20年までに不法滞在者数を半減する」とした政府目標の下,厳格な入国審査や関係機関の密接な連携の下での摘発等の総合的対策がなされるなどした結果,21年1月1日現在,11万3,072人(前年同日比24.5%減,16年同日比48.5%減)となっている。不法残留者数を国籍等別に見ると,韓国(21.4%),中国(16.3%),フィリピン(15.3%)の順であった(法務省入国管理局の資料による。)。