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2 調査対象者及び調査対象高齢犯罪者の概要 7-3-1-1図 調査対象者の総犯歴数別人員構成比 7-3-1-1図は,65歳以上における犯歴のある者だけでなく,若年時,壮年時に犯罪を行って犯歴を登録され,調査時に高齢者となっていた者を含んでいる(犯罪をした当時の年齢を問わない。)。そこで,7-3-1-1図で示した調査対象者の総犯歴数の中に,調査対象高齢犯罪者がどの程度含まれているかを見たものが7-3-1-2図である。7-3-1-2図 調査対象者中の総犯歴数別65歳以上の犯歴がある者の比率 これを見ると,総犯歴数が増えるにつれて,調査対象高齢犯罪者の比率は高くなっており,10犯以上の者の場合,16.7%の者が,高齢期に入ってからも犯歴を重ねていることが分かる。このような調査対象高齢犯罪者は,どのような犯罪をしているかについて,件数についての罪名別構成比を見ると,多い順に,窃盗,傷害・暴行,廃棄物処理法違反,詐欺となっている(7-3-1-3図)。 7-3-1-3図 調査対象高齢犯罪者の罪名別65歳以上の犯歴件数構成比 |