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2 年齢層別に見た被害発生率 一般刑法犯全体では,被害発生率は近年低下傾向にあり,高齢被害発生率は,他の年齢層に比較して低い。罪名別に見ると,高齢被害発生率は,他の年齢層と比較しておおむね低い水準にあるが,放火では,50歳未満の年齢層の被害発生率より高くなっている。また,詐欺の20歳以上の被害発生率では,65〜69歳の被害発生率(43.8)のみ前年より上昇している。 なお,平成19年の振り込め詐欺(恐喝)事件のうち,いわゆるオレオレ詐欺(恐喝)事件の被害者数は6,329人で,このうち,高齢者の占める比率は59.2%であった。また,同年の還付金等詐欺事件の被害者数は2,472人で,同じく高齢者の占める比率は53.5%であった(警察庁の資料による。)。 7-2-6-2図 一般刑法犯の年齢層別・罪名別被害発生率の推移 |