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平成20年版 犯罪白書 第3編/第5章/第2節/1
第2節 検察・裁判
1 起訴人員中の有前科者
平成19年の主要罪名別起訴人員(自動車運転過失致死傷等及び道交違反並びに法人及び前科の有無が不詳である者を除く。以下,本節において同じ。)中の有前科者(前に確定裁判により罰金以上の刑に処せられたことがある者をいう。以下,本節において同じ。)の人員,有前科者率(起訴人員に占める有前科者の人員の比率をいう。以下,本節において同じ。)及び犯行時の身上(執行猶予中,仮釈放中又は保釈中)は,
3-5-2-1表
のとおりである。
3-5-2-1表 起訴人員中の主要罪名別有前科者人員・犯行時の身上別人員
有前科者率を罪名別に見ると,覚せい剤取締法違反,暴力行為等処罰法違反では60%を超えている。
また,有前科者のうち,犯行時に執行猶予中であった者の比率を罪名別に見ると,横領,窃盗,覚せい剤取締法違反の順で高い。