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 平成20年版 犯罪白書 第1編/第3章/第1節/3 

3 裁判所における処理状況

 平成19年の危険運転致死傷,自動車運転過失致死傷・業過及び道交違反による通常第一審有罪人員(懲役・禁錮)の刑期別構成比は,1-3-1-6図のとおりである。
 懲役又は禁錮の言渡しを受けた者のうち,実刑に処せられた者の比率は,危険運転致死傷では35.7%,自動車運転過失致死傷・業過では12.7%,道交違反では25.6%であった。危険運転致死傷により実刑に処せられた者は138人であり,このうち5年を超える懲役は32人(23.2%)であった。

1-3-1-6図 危険運転致死傷・自動車運転過失致死傷・業過・道交違反の通常第一審有罪人員(懲役・禁錮)の刑期別構成比

 平成19年に,自動車運転過失致死傷・業過及び過失致死傷により,通常第一審において罰金の言渡しを受けた者は187人,略式手続において罰金に処せられた者は7万92人であった。また,同年に,道交違反により,通常第一審において罰金の言渡しを受けた者は431人,略式手続において罰金に処せられた者は42万2,758人であった(司法統計年報による。)。