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 平成19年版 犯罪白書 第7編/第4章/第2節/1 

1 罪名,刑期等

 殺人再犯者の再度事犯の罪名は,殺人(既遂)が99人(77.3%)と最も多く,次いで,殺人(未遂)14人(10.9%),強盗殺人(既遂)12人(9.4%),強盗殺人(未遂)3人(2.3%)の順であった。
 殺人再犯者の再度事犯の刑期別人員は,7-4-2-1図のとおりである。
 無期懲役の者が48人(37.5%)と最も多かった。有期懲役10年未満の者は10人(7.8%)で,すべて未遂事犯によるものであった。

7-4-2-1図 再度事犯の刑期別人員

 殺人再犯者の初度及び再度事犯における犯行時並びに調査時の年齢層別人員は,7-4-2-2図のとおりである。
 初度事犯時の平均年齢は30.0歳で,最年長は49歳,最年少は16歳であった。再度事犯時の平均年齢は49.8歳で,最年長は76歳,最年少は20歳であった。調査時(平成19年5月1日)の平均年齢は62.6歳であり,最年長は85歳,最年少は38歳であった。

7-4-2-2図 初度・再度犯行時・調査時の年齢層別人員