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 平成18年版 犯罪白書 第4編/第1章/第5節/1 

第5節 家庭と学校における非行

1 家庭内暴力

 家庭内暴力の少年の就学・就労別認知件数の推移(昭和55年以降)は,4-1-5-1図のとおりである。
 少年による家庭内暴力の認知件数は,昭和58年をピーク(1,397人)として減少していたが,平成12年に急増して以降は1,000件を超える状態が続き,17年は1,275件(前年比7.5%増)であった。いずれの年も就学・就労別で最も高い比率を占めるのは中学生であり,17年は44.7%を占めていた。

4-1-5-1図 家庭内暴力に係る少年の就学・就労別認知件数の推移

 平成17年における家庭内暴力の対象は,母親が773件(60.6%)と最も多く,次いで,家財道具等188件(14.7%),同居の親族117件(9.2%),父親111件(8.7%),兄弟姉妹68件(5.3%),その他18件(1.4%)の順であった(警察庁生活安全局の資料による。)。