前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成18年版 犯罪白書 第4編/第1章/第3節 

第3節 触法少年

 触法少年の一般刑法犯補導人員及び人口比の推移(昭和21年以降)は,4-1-3-1図のとおりである。
 触法少年の一般刑法犯補導人員は,昭和26年ころ,37年ころ及び56年(6万7,906人)の3回のピークを経て,その後は減少傾向にあったが,平成11年以降は2万〜2万2,000人台を横ばいで推移している。また,人口比は,昭和56年をピーク(8.9)として低下傾向にあり,平成元年以降おおむね4〜5の間で推移している。

4-1-3-1図 触法少年の一般刑法犯補導人員・人口比の推移

 殺人及び強盗の触法少年補導人員の推移(昭和23年以降)は,4-1-3-2図のとおりである(触法少年の主要非行名別補導人員については,CD-ROM資料4-6参照)。

4-1-3-2図 殺人・強盗の触法少年補導人員の推移

 触法少年の家庭裁判所一般保護事件(業過及び危険運転致死傷を除く。)の終局処理人員(簡易送致に係るものを除く。)は,平成9年以降増加傾向にあったが,17年は120人(前年比9.8%減)であった。非行名別に見ると,各年とも,窃盗が最も多く,17年は49.2%であり,次いで,傷害が19.2%であった(司法統計年報による。)。