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 平成17年版 犯罪白書 第4編/第4章/第7節/5 

5 在所期間と退所理由

 各児童自立支援施設では,児童の在所期間がおおむね1年6月から2年の間となっているが,実際の入所措置の解除(退所)は,個々の児童本人及び家庭の状況等を判断して行われる。
 平成15年10月1日までの1年間に児童自立支援施設を退所した児童の在所期間は,「1年未満」40.1%,「1年以上2年未満」42.9%,「2年以上3年未満」11.9%,「3年以上」5.0%であった(厚生労働省「社会福祉施設等調査」による。)。
 平成3年,9年及び15年の各10月1日までの1年間に児童自立支援施設を退所した児童の退所理由(退所先)別構成比は,4-4-7-6図のとおりである。
 平成3年には,「就職」の比率が45.2%と最も高く,「家庭復帰」(34.9%)を上回っていたが,15年には,「家庭復帰」が60.8%と最も高く,「就職」は19.2%に低下している。

4-4-7-6図 児童自立支援施設退所児童の退所理由別構成比