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2 生命・身体の被害 3-1-1-2表は,一般刑法犯により生命・身体に被害を受けた者の数及びその被害発生率を,平成6年以降の10年間について見たものである。15年は,死傷者数全体で4万8,097人(前年より33人減少)であり,死亡・重傷・軽傷の別に見ると,死亡者数が1,432人(同64人増加),重傷者数が3,731人(同76人増加),軽傷者数が4万2,934人(同173人減少)であった。10年間の推移を見ると,死亡者数は大きく変動していないが,重傷者数は9年から増加が続いており,軽傷者数についても,15年は若干減少したものの,増加傾向にある。死傷者中の女子が占める割合は,死亡者では,6年が32.5%,15年が37.1%,重傷者では,6年が18.7%,15年が25.6%,軽傷者では,6年が21.9%,15年が28.9%とそれぞれ上昇している。
3-1-1-2表 生命・身体に被害を受けた犯罪の被害者数・被害発生率 3-1-1-3図は,平成15年において一般刑法犯により生命・身体に被害を受けた者を,死傷者別に,被害をもたらした犯罪の罪名別構成比で見たものである。死亡者は,殺人によるものが48.7%を占めて最も多く,次いで,業過(交通関係業過を除く。)によるものが27.6%,傷害によるものが12.5%である。重傷者及び軽傷者については,傷害によるものが共に70%以上で大半を占めるが,重傷者には,殺人及び強盗によるものもかなりの割合を占めている。3-1-1-3図 死傷者・罪名別犯罪被害者構成比 |