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2 入・出院状況 (1) 入院状況 昭和24年以降における少年院新収容者の人員の推移は,4―2―4―2図のとおりである。平成14年における新収容者は5,962人(前年比0.8%減)であり,一日平均収容人員は4,794人(同0.3%減)である(巻末資料4―11参照)。いずれも前年に比べるとわずかに減少しているが,新収容人員について7年を100とする指数で見ると,14年は156(男子161,女子117)となり,引き続き高水準を維持している。
4―2―4―2図 少年院新収容者の男女別人員の推移 4―2―4―3表は,平成14年における新収容者の人員を,少年院の種別及び処遇区分別に見たものである。種別ごとの構成比を見ると,中等少年院が84.2%と大半を占め,初等少年院は11.3%,特別少年院は2.1%,医療少年院は2.5%となっている。また,前年に比べると,中等少年院の人員がわずかに増加し,他は減少している。次に,処遇区分別に見ると,長期処遇が総数の6割以上を占めているが,前年に比べると,長期処遇の人員が減少し,短期処遇の人員が増加している。4―2―4―3表 少年院新収容者の種別及び処遇区分別人員 なお,平成14年における少年院収容受刑者はいない(矯正統計年報による。)。(2) 出院状況 平成14年における出院者は6,043人であり,そのうち5,848人(96.8%)が仮退院者である。出院者の進路については,31.9%が就職決定,48.6%が就職希望,11.2%が進学希望,2.0%が中学校復学決定,2.3%が高等学校復学決定となっており,2.9%が進路未定である。出院者に占める就職決定者及び復学決定者の比率は36.2%で,前年に比べて0.2ポイント上昇している(矯正統計年報による。)。
また,仮退院者の平均在院期間は,長期処遇では381日,一般短期処遇では150日,特修短期処遇では81日である(矯正統計年報による。)。 |