前の項目 次の項目 目次 図表目次 年版選択 | |
|
1 集団非行 4―1―4―1図は,平成14年の少年一般刑法犯検挙件数の共犯者数別構成比を主要罪名別に見たものである。共犯事件の比率が最も高いのは,強盗(71.2%)で,次いで,恐喝(61.5%),傷害(41.7%)の順であり,いずれも,成人の場合の比率(強盗23.2%,恐喝38.8%,傷害11.2%)を大きく上回っている。
4―1―4―1図 少年一般刑法犯検挙件数の罪名別共犯者数別構成比 少年の集団非行の代表的なものの一つに暴走族が挙げられるが,4―1―4―2図は,最近10年間の暴走族の構成員数及びグループ数の推移を見たものである。構成員数は,一貫して減少しており,平成14年には2万1,178人(前年比6.7%減)となっている。一方,グループ数は8年から増加傾向にあり,14年には1,313(同12.5%増)となっている。グループの規模については,構成員30人以上のグループが,4年には13.7%を占めていたのに対し,14年には3.2%となっており,小規模化していることがうかがえる(警察庁交通局の資料による。)。4―1―4―2図 暴走族構成員数及びグループ数の推移 |