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 平成15年版 犯罪白書 第2編/第3章/第6節 

第6節 オウム真理教関係者に係る事件の審理及び科刑状況

 平成7年3月20日に発生した地下鉄サリン事件を始めとする一連のオウム真理教関係者によるとされる事件で公判請求された人員は,実人員で189人であり,15年6月30日現在,186人に対して第一審の判決の言渡しがなされ,一審係属中の者は3人である。判決があった者のうち170人は判決が確定しており,その内訳を見ると,懲役が166人でそのうち実刑が79人,執行猶予が87人(うち一部無罪2人)であり,罰金は3人,無罪は1人となっている。また,死刑判決の言渡しを受けた者も9人おり,これを含めて控訴審係属中の者は11人,上告審係属中の者は5人である(法務省刑事局の資料による。)。

★執行猶予率(P.122)
 執行猶予言渡し人員(有期懲役・禁錮)÷有罪人員(有期懲役・禁錮)をパーセンテージで表したものです。