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3-1-1-2表は,平成4年以降の10年間について,警察に認知された刑法犯により生命・身体に被害を受けた者の数及びその被害発生率の推移を見たものである。死傷者全体を見ると,11年までは3万人未満であったが,12年に4万人を超える急増となり13年には,4万5,777人となっている。特に軽傷者の増加が著しく,その被害発生率は4年の18.1から13年には32.1に上昇したことが注目される。
3-1-1-2表 生命・身体に被害を受けた犯罪被害者数及び被害発生率 3-1-1-3図は,平成13年の犯罪被害者について死傷者別及び罪名別の構成比を見たものである。死傷者別の割合を見ると,軽傷者が89.3%と最も多く,次いで重傷者7.5%,死亡者3.1%となっている。罪名別構成比の内訳を見ると,1)死亡者については殺人が約5割(696人)を占めており,次いで業過(345人),傷害(222人)の順となっている。2)重傷者は,傷害(2,515人)が最も多く73.2%を占めている。また,3)軽傷者では,傷害(3万5,044人)が最も多く85.7%を占めている。3-1-1-3図 死傷者・罪名別犯罪被害者構成比 |