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 平成14年版 犯罪白書 第3編/第1章 

第3編 犯罪被害者の救済

第1章 統計上の犯罪被害

 3-1-1-1図は,被害者が個人である場合について,平成4年以降の10年間に,警察に認知された刑法犯(交通関係業過を除く刑法犯。以下,本章において同じ。)の被害者数及び発生率の推移を見たものである。

3-1-1-1図 刑法犯被害者数・男女別被害発生率の推移

 被害者数は,近年おおむね横ばいであったが,女子は平成8年から,男子は9年から増加しており,13年は,前年と比べ,被害者数(総数)は,26万4,673人(12.4%)増加して240万人台を越えた。被害発生率は,4年以降,男子で1,700台,女子でおおむね800台で推移していたが, 10年以降は,男女ともそれぞれ上昇傾向を示しており,13年には,男子が2,570.3(前年比267.1ポイントの上昇),女子は1,238.9(同142.7ポイントの上昇)となっている。