1-5-1-1図は，最近10年間における日本人の出国者数の推移を見たものである。

1-5-1-1図　日本人の出国者数の推移

　日本人の出国者数は，平成4年以降，10年を除き，一貫して増加傾向にあったが，13年は前年を160万2,933人(9.0％)下回って，1,621万5,657人となった。これを男女別に見ると，男性は54.8％，女性が45.2％を占めている。また，年齢別に見ると，25歳から29歳の者が13.3％，30歳から34歳の者が11.8％，次いで，50歳から54歳の者が11.0％の順となっている。このうち，25歳から29歳の者にあっては，女性の出国者数(128万523人，59.4％)が男性の出国者数(87万5,150人，40.6％)の約1.5倍となっている(法務省入国管理局の資料による。)。
　1-5-1-2図は，海外在留の日本人のうち，在留国の永住権を得ている「永住者」及び3か月以上滞在している「長期滞在者」(併せて在留邦人という。)の推移を見たものである。平成4年と比較し，13年は永住者で15.4％，長期滞在者で28.1％，それぞれ増加しており，前年と比べ永住者で2.9％，長期滞在者で3.4％の増加が見られた。

1-5-1-2図　在留邦人数の推移