1-4-3-1図は,1988年以降における各国の窃盗の認知件数及び検挙率の推移を見たものである(
巻末資料1-14及び
1-15参照)。
1-4-3-1図 5か国における窃盗の認知件数・発生率・検挙率の推移
窃盗については,他の4か国では,いずれも1992年から1994年の間に,認知件数が減少傾向に転じているのに対し,我が国では,1994年以降増加が続いている。
一方,我が国の窃盗の検挙率は,1988年には55.7%と,フランスやアメリカの3倍以上,ドイツやイギリスの1.5倍以上の数値を示していたが,その後急落し,2000年には19.1%と,ドイツ(31.2%)を下回った。