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 平成13年版 犯罪白書 第4編/第4章/第3節/3 

3 薬物事犯者に対する矯正及び更生保護

(1) 矯正処遇

 IV-35表は,年末在所受刑者に占める覚せい剤事犯受刑者数を,昭和55年以降5年ごとに見たものである。55年を除き,いずれの年次も,覚せい剤事犯受刑者は,男子では全体の約4分の1,女子では全体の約2分の1を占めている。

IV-35表 年末在所受刑者に占める覚せい剤事犯受刑者数

 IV-54図は,覚せい剤事犯新受刑者とその他の新受刑者の年齢層別構成比の推移を,昭和55年以降5年ごとに見たものである。20歳代の比率は,両者ともに約4分の1で推移しているが,30歳代の比率は,覚せい剤事犯新受刑者の方が高くなっている。

IV-54図 覚せい剤事犯新受刑者とその他の新受刑者の年齢層別構成比の推移

(2) 更生保護

 IV-55図は,保護観察新規受理人員に占める薬物事犯者の比率の推移を,最近20年間について見たものである。保護観察付き執行猶予者は,昭和56年以降平成2年まで,ほぼ20%台で推移しており,保護観察処分少年は,低下傾向にある。

IV-55図 保護観察新規受理人員に占める薬物事犯保護観察対象者の比率の推移