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 平成13年版 犯罪白書 第4編/第4章/第1節/3 

3 毒劇法違反

 IV-48図は,昭和47年以降の毒劇法違反の送致人員の推移を見たものである。毒劇法違反は,覚せい剤取締法違反に次いで送致人員が多く,50年代後半は3万人台で推移した。しかし,平成3年以降急激に減少し,12年は6,357人と,ピーク時のほぼ6分の1になっている。

IV-48図 毒劇法違反送致人員の推移

 IV-49図は,昭和51年以降における,毒劇法違反の少年・成人別検挙人員並びに検挙人員に占める有職少年,無職少年,中学生及び高校生の比率の推移を見たものである。毒劇法違反は,他の薬物事犯と異なり,少年の比率が高いことに特徴がある(第3編第1章第2節参照)。また,無職少年の比率は,52年以降上昇したが,61年以降低下ないしは横ばいで推移している。中学生の比率は58年までは上昇していたが,59年以後低下ないし横ばいで推移し,平成3年以降は,高校生の比率を下回っている。

IV-49図 毒劇法違反の少年・成人別検挙人員の推移