3 女性犯罪者に対する矯正処遇 平成11年の女子新受刑者は1,207人(前年比8人増)で,新受刑者全体の4.9%(同0.3ポイント減)を占めている(矯正統計年報による。)。 女子受刑者を収容する施設は,栃木・和歌山・笠松・岩国・麓の各刑務所及び札幌刑務支所の6か所であり,男子刑務所のように,A級,B級等の収容分類級に応じて施設を別にして収容することはないが,施設内における工場,居室の指定等に当たっては,収容分類級が考慮されている。 女子受刑者については,その特性に応じた職業訓練のほか,通信教育や所内の教養講座の受講が奨励され,また,短歌,俳句,コーラス,生花等のクラブ活動も行われている。
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