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I-19図は,1989年から1998年までの10年間について,各国の主要な犯罪の認知件数の推移を見たものである。
主要な犯罪の認知件数は,アメリカにおいては1992年から,イギリスにおいては1993年から,また,フランスにおいては1995年から,それぞれ減少に転じているのに対し,我が国においては,この10年間ほぼ横ばいないし微増である。また,ドイツにおける統一後の認知件数の増加は著しかったものの,最近はほぼ横ばいである。 なお,イギリスでは,統計の方法が変更され,主要な犯罪については,1998年から範囲を広げて計上されている。 I-20図は,1997年及び1998年の各国の主要な犯罪の発生率及び検挙率を見たものである。 I-20図 主要な犯罪の発生率・検挙率 これらの統計数値によれば,我が国の発生率は,5か国の中では最も低い。また,我が国の検挙率は,ドイツに次いで高い。 |