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 平成11年版 犯罪白書 第4編/第3章/第1節 

第3章 外国人犯罪

第1節 外国人出入国の動向

 法務省入国管理局の資料によると,平成10年の外国人新規入国者数は366万7,813人で,過去最高を記録した前年と比べ,14万1,866人減少した。また,10年の外国人出国者数(再入国許可による出国者を除く。)は354万7,584人で,前年と比べ,12万1,647人減少した。
 平成10年の外国人新規入国者について,国籍(出身地を含む。)別に構成比を見ると,台湾が22.2%で最も高く,以下,韓国(17.5%),アメリカ(16.5%)の順となっている。また,在留資格別に見ると,観光等を目的とする「短期滞在」が92.8%で,ほとんどを占めている。
 我が国に在留する外国人のうち,不法残留者の数(推計値)は,平成11年1月1日現在で27万1,048人であり,過去最高を記録した5年5月1日現在(29万8,646人)以降,減少傾向にある。