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 平成11年版 犯罪白書 第4編/第2章/第2節 

第2節 暴力団犯罪の動向

 昭和44年以降における交通関係業過及び道交違反等交通関係法令違反を除く暴力団構成員等の検挙人員の推移を見ると,IV-10図のとおりである。

IV-10図 暴力団構成員等の検挙人員の推移

 平成10年における暴力団構成員等の検挙人員は,前年より876人(2.7%)増加し,3万2,985人となっている。そのうち,暴力団構成員の検挙人員は1万615人で,前年と比べ131人(1.2%)減少している。
 IV-11図は,平成10年における刑法犯検挙人員に占める暴力団構成員等の人員を,IV-12図は,同年における特別法犯送致人員に占める暴力団構成員等の人員を,それぞれ主要罪名別に見たものである。

IV-11図 刑法犯主要罪名別検挙人員に占める暴力団構成員等の人員

IV-12図 特別法犯主要罪名別送致人員に占める暴力団構成員等の人員

 平成10年における暴力団構成員等の検挙・送致人員を刑法犯,特別法犯別に見ると,刑法犯は2万207人(前年より1,667人増),特別法犯は1万2,778人(同791人減)となっている。さらに,これを罪名別に見ると,覚せい剤取締法違反が7,193人(21.8%)と最も多く,以下,傷害4,882人(14.8%),窃盗3,062人(9.3%),恐喝3,044人(9.2%)の順となっている。