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 平成10年版 犯罪白書 第3編/第3章/第3節/2 

2 少年の刑事裁判

 III-4表は,最近5年間について,通常第一審で有罪の判決を受けた少年の刑種別状況を見たものであり,平成8年については罪名別に細分している。

III-4表 少年の罪名別通常第一審有罪人員(平成4年〜8年)

 通常第一審有罪人員総数は,この5年間減少している。平成8年の執行猶予率は70,4%で,通常第一審における成人の執行猶予率(61,9%)より高くなっている。
 また,平成8年の有罪人員を罪名別に見ると,業過(46.0%)が最も多く,以下,傷害(16.6%),道路交通法違反(11.7%),窃盗(6.1%)の順となっている。