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 平成10年版 犯罪白書 第3編/第2章/第5節/5 

5 共犯の有無

 III-32図は,昭和43年以降の対象4罪に係る事件について,共犯者がいる者の占める比率(以下「共犯率」という。)の推移を見たものである。

III-32図 罪名別の共犯率

 恐喝においては共犯率が極めて高く,毎年,おおむね70%台で推移しているのに対し,傷害は,昭和50年以降,60%台から70%台で推移したが,近年は下降傾向にあり,平成6年以降は50%台である。窃盗は,おおむね50%前後で推移したが,近年は下降傾向にあり,4年以降は40%台である。横領は,おおむね20%台であったが,6年以降は10%台である。