前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成10年版 犯罪白書 第1編/第2章/第3節/1 

第3節 外国人犯罪

1 外国人出入国の動向

 法務省入国管理局の資料によると,平成9年の外国人新規入国者数は380万9,679人(前年より39万9,653人増)で,過去最高を記録した。また,9年の外国人出国者数(再入国の許可を得て出国した者を除く。)は366万9231人(同37万8,316人増)である。
 平成9年の外国人新規入国者について,国籍(地域を含む。)別に構成比を見ると,韓国が24.1%で最も高く,以下,台湾(20.9%),アメリカ(14.8%)の順となっている。また,在留資格別に見ると,観光等を目的とする「短期滞在」が92.8%で,ほとんどを占めている。
 我が国に在留する外国人のうち,不法残留者の数(推計値)は,平成10年1月1日現在で27万6,810人であり,過去最高を記録した5年5月1日現在(29万8646人)以降,減少傾向にある。