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6 新受刑者の年齢層別構成比の推移 II-35図は,新受刑者の年齢層別構成比の推移を,昭和21年,25年以降5年ごと及び平成8年について見たものである。(巻末資料II-25参照)
20歳未満の者の比率は,昭和25年までは10%を超えていたが,少年法適用年齢が18歳未満から20歳未満に引き上げられた26年には5.8%,翌27年には2.7%と,急激に低下した。平成元年以降は,いずれの年も0.2%である。20歳代は,戦後急激に上昇して昭和26年には57.6%となったが,27年以降は低下傾向を示し,50年代半ば以降は20%台で推移している。他方,40歳代以上の年齢層は,40年代半ば以降顕著な増加を示しており,特に,58年までは2.0%未満であった60歳代以上の者が平成5年には5%台に達し,8年には6.2%になるなど,最近における新受刑者の高齢化傾向が明確に現れている。 II-35図 新受刑者の年齢層別構成比 |