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5 新受刑者の刑名別・懲役刑期別人員の推移 昭和21年以降平成8年までの新受刑者の刑名(死刑,懲役,禁錮及び拘留)別人員の推移を見ると,懲役は,昭和23年に6万9,735人のピークを迎えた後,長期的に減少傾向を示し,平成4年には戦後最低の2万664人を記録したが,5年以降漸増傾向を見せ,8年には2万2,228人となった。禁錮は,戦後のモータリゼーション社会を迎え,交通関係業過を主として昭和30年以降増加に転じ,46年には2,982人と最高を記録したが,その後ほぼ一貫して減少傾向を示しており,平成4年以降は100人台で推移している。拘留は,昭和23年に戦後の最高人員795人を記録した後,急速に減少し,44年以降は2けた以下の数値が続いている。死刑については,年次による変動が大きいが,終戦直後と比べると減少している。
II-34図は,懲役刑新受刑者の刑期別構成比の推移を,昭和21年,25年以降5年ごと及び平成8年について見たものである。(巻末資料II-24参照)昭和60年まで40%台から50%台を占めていた刑期1年以下の受刑者の占める比率が,近年は低下し,平成5年以降は20%台で推移している。 II-34図 懲役新受刑者の刑期別構成比 |