前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成 9年版 犯罪白書 第2編/第4章/第5節/4 

4 女子による事犯

 II-15表は,昭和62年以降の10年間について,第一審裁判所(家庭裁判所を除く。)において有罪判決を受けた者の前科の有無等を男女別に見たものである。

II-15表 第一審裁判所において有罪判決を受けた者の前科の有無等・男女別人員

 女子の有罪人員は,いずれの年次においても有罪総人員中の5%台を占めているが,近年,この比率は上昇傾向が見受けられ,平成6年及び7年は5.9%,8年は6.1%である。
 II-27図は,昭和62年以降の10年間について,男女別に有罪人員中の初犯者の占める比率の推移を見たものである。

II-27図 第一審裁判所において有罪判決を受けた初犯者の男女別比率の推移

 男子は33%台から39%台を推移しているのに対し,女子は68%台から72%台を推移している。