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 平成 9年版 犯罪白書 第2編/第4章/第4節 

第4節 審理期間

 平成4年以降の5年間における各年に終結した第一審公判事件の審理期間を,地方裁判所及び家庭裁判所について見たものがII-18図,簡易裁判所について見たものがII-19図である。

II-18図 地方・家庭裁判所における第一審公判事件の審理期間別構成比

II-19図 簡易裁判所における第一審公判事件の審理期間別構成比

 地方裁判所及び家庭裁判所では,いずれの年次においても,90%を超える事件が6月以内に審理を終えており,1年を超える事件はおおむね2%である。
 平成4年以降の5年間における各年に終結した上訴審公判事件の,起訴時を起算点とした上訴審終局までの通算審理期間を,控訴審について見たものがII-20図,上告審について見たものがII-21図である。

II-20図 起訴から控訴審終局までの公判事件審理期間別構成比

II-21図 起訴から上告審終局までの公判事件審理期間別構成比

 上告審終結までの審理期間については,70%を超える事件が2年以内に終結している。