前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成 9年版 犯罪白書 第1編/第3章/第4節/3 

3 横  領

 横領及び横領のうちの遺失物等横領の認知件数,検挙件数及び検挙人員の推移は,それぞれI-16図及びI-17図のとおりである。(巻末資料I-4参照)

I-16図 横領の認知件数・検挙件数・検挙人員の推移

I-17図 遺失物等横領の認知件数・検挙件数・検挙人員の推移照)。

 横領については,認知件数,検挙件数及び検挙人員ともに,昭和20年代前半に急増して25年にピークに達した後,40年代前半にかけて急減したが,40年代後半からは急増傾向にある。その要因は,遺失物等横領の増加によるところが大きく,遺失物等横領を除く横領はむしろ減少傾向にある。