III-72表は,1991年から1994年までの間の,殺人事犯検挙人員の年齢層別及び男女別構成比を見たものである。殺人で検挙された者のうち,少年(18歳未満)の割合は増加傾向を示している。
III-72表 殺人で検挙された者の年齢層別及び男女別構成比 アメリカ(1991年〜1994年)
1994年について,殺人の被害者となった者の,年齢層別及び男女別構成比を見ると,年齢層別では20歳代の者の比率(33.8%)が最も高く,男女別では男子の比率(78.5%)が高い。
III-73表は,1994年について,殺人の被害者と加害者との関係を見たものである。加害者が知人や親族等,被害者と面識がある場合が多い。
III-73表 殺人における被害者と加害者の関係 アメリカ(1994年)
III-74表は,1990年から1994年までの間の,殺人及び強盗の被害者のうち,用いられた凶器が銃器であったものの比率の推移を見たものであるが,殺人の被害者におけるそれは極めて高く,また一貫しで増加している。
III-74表 殺人及び強盗の被害者のうち銃器が用いられた比率 アメリカ(1990年〜1994年)