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 平成 8年版 犯罪白書 第1編/第2章/第4節/2 

2 暴力団犯罪の検挙状況

 昭和31年以降における交通関係業過及び道交違反等交通関係法令違反を除く暴力団勢力検挙人員の推移を見ると,I-50図のとおりである。
 平成7年における暴力団勢力の検挙人員は3万3,011人であり,前年と比べ425人(1.3%)減少している。

I-50図 暴力団勢力検挙人員の推移

 このうち構成員の検挙人員は1万1,699人で,前年と比べ,1,223人(9.5%)減少している。全暴力団勢力に占める,検挙された暴力団勢力の比率は41.6%である。
 I-51図は,平成7年における刑法犯検挙人員に占める暴力団勢力の人員を,I-52図は,7年における特別法犯送致人員に占める暴力団勢力の人員を,それぞれ主要罪名別に見たものである。

I-51図 刑法犯主要罪名別検挙人員に占める暴力団勢力の人員

I-52図 特別法犯主要罪名別送致人員に占める暴力団勢力の人員

 平成7年における暴力団勢力の検挙人員又は送致人員を刑法犯,特別法犯別に見ると,前年と比べ,刑法犯で1,050人の減少,特別法犯で625人の増加となっている。暴力団勢力の検挙人員及び送致人員や罪名別構成比を見ると,覚せい剤取締法違反(22.3%),傷害(14.0%),恐喝(8.4%),賭博(8.1%)の順である。