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2 少年の交通非行 少年の交通非行は,成人の交通犯罪に比して,暴走族の存在や道路交通法違反の違反態様に特異な点が見られる。
III-2図は,昭和45年以降の少年の道路交通法違反(車両等の運転に関する違反をいう。)取締り(告知・送致)の件数の推移を示したものである。平成6年における少年の道路交通法違反取締件数は87万7,987件で,このうち,75万6,731件(86.2%)が反則(告知)事件として処理されている。6年の少年の非反則事件について,態様別構成比を見ると,無免許運転が44.8%で最も高く,次いで,最高速度違反(27.6%),酒気帯び運転(9.5%)の順となっており,危険性の高い行為が多い。 交通関係業過の検挙人員は,ここ数年,減少傾向にあり,平成6年には,前年より6,318人(11.9%)減の4万6,758人となっている。 平成6年の暴走族集団の数は840集団で,前年より10集団減少し,構成員数は4,521人(14.0%)減の2万7,736人で,暴走族組織は小規模化の方向にあることがうかがわれる。 III-2図 少年の道路交通法違反取締件数の推移(昭和45年〜平成6年) |