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 平成 6年版 犯罪白書 第3編/第4章/第1節/2 

2 暴力団勢力の推移

 警察庁刑事局の資料によると,平成5年末現在における暴力団勢力(暴力団の構成員及び準構成員)は約8万6,700人であり,前年に比べ約3,900人(4.3%)減少している。これを暴力団構成員のみについて見ると,約5万6,600人から約5万2,900人へと約3,700人(6.5%)の減少となっている。広域暴力団(2以上の都道府県にわたって組織を有する暴力団をいう。)のうち,特に悪質かつ大規模な広域暴力団で,警察庁が集中取締りの対象として指定している山口組,稲川会及び住吉会の3団体に所属す委暴力団勢力は約5万5,900人(暴力団勢力全体の64.5%)であり,暴力団勢力全体に占める重点対象3団体所属の暴力団勢力の比率は,前年とほぼ同率である。