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 平成 6年版 犯罪白書 第3編/第3章/第1節/4 

4 女子少年の非行

 最近5年間における交通関係業過を除く女子少年刑法犯の女子比(交通関係業過を除く少年刑法犯検挙人員総数に占める女子少年の比率)及び主要罪名別検挙人員は,III-3表に示すとおりである。

III-3表 交通関係業過を除く女子少年刑法犯の罪名別検挙人員

 また,平成5年の女子少年の交通関係法令を除く特別法犯の送致人員は4,667人で,毒劇法違反少年が3,694人で最も多く,次いで,覚せい剤事犯少年が494人,その他479人となっており,薬物濫用少年が圧倒的多数を占めている。
 女子少年の非行では,性の逸脱行為が問題となるが,平成5年における女子少年の補導人員を見ると,売春(売春防止法)381人,淫行(児童福祉法)275人,みだらな性行為(青少年保護育成条例)2,199人,不純な性行為(虞犯送致)166人,その他の不純な性行為925人で,総数3,946人となっており,5年前である元年の総数5,233人と比較すると,総数において24.6%減を示しており,女子少年の性の逸脱行為による補導人員は,減少傾向にある。