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5 集団非行 III-4表は,最近5年間の少年非行における共犯関係及び非行集団加入の有無について見たものである。平成5年については,それを罪名別に示してある。共犯率の推移は,減少傾向にあり,5年における共犯率は42.7%となっているが,同年における警察庁の成人事件の共犯率が8.5%であるのと比較すると格段に高く,少年非行の一つの目立った特徴となっている。しかし,非行集団加入率の推移を見ると6ないし8%前後にとどまっており,主として,少年非行の圧倒的多数を占める窃盗が,万引き,自転車盗等,非行集団形成ないし加入に至っていない初発非行型の少年によってなされていることを反映するものである。
III-4表 犯罪少年の共犯・非行集団関係 |