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3 少年の交通非行 少年の交通非行は,成人の交通犯罪に比して,暴走族の存在や道路交通法違反の違反態様に特異な点が見られる。
III-17図は,昭和41年以降の少年の交通関係法令違反取締件数の推移を示したものである。平成5年の少年の道路交通法違反取締件数は94万4,321件で,このうち,80万6,254件(85.4%)が反則(告知)事件として処理されている。5年の少年の非反則事件について,態様別構成比を見ると,無免許運転が44.5%で最も高く,次いで,最高速度違反(29.5%),酒気帯び運転(8.5%)の順となっており,危険性の高い行為が多い。 交通関係業過の検挙人員は,ここ数年,減少傾向にあり,平成5年には,前年より4,905人(8.5%)減の5万3,076人となっている。 平成5年の暴走族集団の数は850集団で,前年より3集団増えているが,構成員数は,2,886人(8.2%)減の3万2,257人で,減少傾向にあり,暴走族組織が小規模化の方向にあることがうかがわれる。 III-17図 少年の道路交通法違反取締件数の推移 |