前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成 6年版 犯罪白書 第3編/第3章/第1節/2 

2 薬物濫用少年

 III-15図は,最近5年間における覚せt・剤事犯少年の学職別検挙人員を示したものである。平成5年における検挙人員の総数は980人で,前年より21人(2.1%)減少している。学職別構成比は,無職者が55.5%で最も高く,次いで,有職者が35.7%,学生・生徒が8.8%となっている。男女別に見ると,5年における男子は486人,女子は494人で,女子の濫用者が男子と比べて多くなっている。
 III-16図は,最近5年間におけるシンナー等濫用少年の学職別検挙人員を示したものである。
 平成5年における検挙人員の総数は9,499人で,前年より5,351人減少している。5年の学職別構成比を見ると,有職者が39.3%で最も高く,次いで,無職者が33,3%,学生・生徒が27.5%となっている。男女別に見ると,男子の比率は65.6%で,女子は34.4%となっており,覚せい剤事犯に比べると女子比は低い。

III-15図 覚せい剤事犯少年の学職別検挙人員

III-16図 シンナー等濫用少年の学職別検挙人員