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1 交通関係業過の検挙件数及び検挙人員の推移 IV-2表は,交通関係業過事件の罪種別検挙件数及び検挙人員を,昭和41年以降5年おきと平成4年について見たものである。
交通関係業過の検挙人員は,昭和45年の69万2,620人をピークに40年代後半には減少し,その後は横ばい状態で推移していたが,53年以降再び増勢に転じ,多少の起伏を示しながらも50万から60万台の高い数値で推移し,平成4年の検挙件数は61万3,138件,検挙人員は63万8,045人となり,検挙件数,検挙人員共に前年より増加している。その内訳を見ると,業務上過失傷害において3万5,341人,重過失傷害において178人の増加となっている。 交通事故を伴う犯罪の中で,いわゆるひき逃げは,最も悪質なものの一つとされているが,ここ数年におけるひき逃げ事件の発生件数及び検挙件数は減少若しくは横ばい状態で推移している。平成4年における発生件数は,前年と同数の7,096件であるが,検挙件数は5,125件で,前年より263件増加し,検挙率は72.2%で前年より3.7ポイント上昇している。 IV-2表 交通関係業過の検挙件数と検挙人員(昭和41年,46年,51年,56年,61年,平成3年,4年) |