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 平成 4年版 犯罪白書 第4編/第2章/第1節/3 

3 女子少年の非行

 女子の交通関係業過を除く刑法犯検挙人員及び道交違反等交通関係法令違反を除く特別法犯送致人員については,前記のとおりであるが,女子比の高い虞犯について若干触れておく。IV-7表は,昭和41年以降の家庭裁判所における虞犯の終局処理人員及び女子比の推移を示したものである。41年の虞犯の女子終局処理人員は4,227人であったが,その後はおおむね減少傾向にあり,平成2年には1,088人となっている。虞犯に占める女子比は,おおむね高く,2年には58.0%となっている。虞犯の内容は多種多様であるが,特に女子では,不織異性交遊,家出及び夜遊びが男子を上回っている。ちなみに,警察庁の統計によると,3年における性の逸脱行動で補導されたA子少年は4,857人で,その内容は,みだらな性行為が2,348人,売春が512人,淫行が356人,不純な性行為が336人などとなっている。

IV-3表 特別法犯送致人員及び女子比

IV-4表 女子特別法犯の罪名別送致人員

IV-5表 毒劇法違反送致人員及び女子比

IV-6表 覚せい剤取締法違反送致人員及び女子比

IV-7表 虞犯の態様別家庭裁判所終局処理人員