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 平成 4年版 犯罪白書 第1編/第3章/第1節 

第3章 犯罪被害とその国家的救済

第1節 犯罪被害の実情

 1-57表は,平成3年における犯罪被害者の生命・身体に対する被害状況を見たものである。被害者総数2万6,092人のうち死者は約5.3%,重傷者は約8.3%,軽傷者は約86.4%である。死者数では殺人によるものが最も多く,重傷者数では傷害によるものが最も多い。なお,3年における交通事故による死傷者数は,死者1万1,105人,負傷者81万245人である(警察庁交通局の資料による。本編第2章第4節1参照)。
 I-58表は,刑法犯について罪名別に被害者と被疑者との関係を見たものである。総数でみると「親族等」と「面識あり」の合計が7.1%,「面識なし」が76.2%を占める。「面識あり」の比率が最も高いのは逮捕監禁であり,以下,脅迫,殺人の順となっている。「親族等」と「面識あり」との合計の比率が最も高いのは殺人である。傷害,暴行,放火,逮捕監禁は,「親族等」と「面識あり」の合計が「面識なし」にほぼ匹敵するが,その他の罪名では「面識なし」の比率が高い。「面識なし」の比率が最も高いのは横領であり,以下,強制猥褻,強盗,公務執行妨害,窃盗の順となっている。